【薬剤師必見】スタチン投与患者へコエンザイムQ10摂取を勧める理由

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こんにちは！SUIMASです！

最近コストコの記事ばかり書いているので、今回は薬剤師らしい記事を（笑）
今回の内容はタイトルの通り、スタチン系薬剤とコエンザイムQ10の関係性についてです。

皆さん

スタチン系薬剤を服用中の患者にコエンザイムQ10の摂取が推奨されている

ということはご存知でしょうか？

日本コエンザイムQ協会のHP上には以下のように注意喚起がされています。

スタチンを飲めば，体内のコエンザイムQ10レベルも低下してしまいます．したがって，これを補うために一緒にコエンザイムQ10を摂取して欲しいのです．スタチンは薬会社により違った名前が使われているので，ご自身が使われているコレステロール低下薬がスタチンかどうかをお医者さんにご確認下さい．

なんでスタチンを飲むとコエンザイムQ10が減ってしまうの？

SUIMAS

今回はスタチンとコエンザイムQ10の関係性から、なぜコエンザイムQ10が必要か？についてまとめていきます！

スタチン系薬剤とCoQ10の関係性

SUIMAS

まずは両者の関係性を見ていきましょう。

実はコレステロールとCoQ10はアセチルCoAを起点とし同じ経路で産生される物質なんです。
以下の図を見てください。

薬剤師の皆さんなら見慣れた図ですね！

この図を見ていただいたらわかるように、

HMG-CoA還元酵素を阻害するスタチン系薬剤を服用した場合、カスケード上流で反応が止まってしまうため
下流で生合成されるコレステロールに加え、 CoQ10も生合成されなくなってしまいます。

このため、スタチン系薬剤服用中の患者では体内のCoQ10が低下してしまうのです。

一説によれば、体内で必要なCoQ10の30〜50％も減少すると言われています。

実はこのCoQ10の低下が横紋筋融解症の発症と関わっているという説が有力です。

そもそもCoQ10の役割って何？

画像：https://www.toho-u.ac.jp/sci/bio/column/0790.htmlより引用

SUIMAS

この画像は電子伝達系の図。
画像内のQがCoQ10だね！

CoQ10の役割は大きく2つ

CoQ10を補うために

SUIMAS

CoQ10を補うにはサプリメントがオススメ！

CoQ10に関しては、前述したスタチン系薬剤を服用中の方は摂取した方が良いとの見解が出されています。

また、CoQ10は20代をピークに加齢と共に減少するため、アンチエイジングを行いたい方、疲れやすさなどを感じるようになった方、美容面を気にしている方へも摂取がオススメです。

食事でも補うことができますが、その量は少量です。

そのため、サプリメントによる摂取が有効と言われています。

どれくらい摂取すればいいの？

日本コエンザイムＱ協会はCoＱ10を１日100〜300mg摂取することを推奨しています。
（財)日本健康・栄養食品協会においても、「１日摂取目安量として300mgまで安全である」と言われています。

CoQ10を100mg摂取するためにはイワシを毎日20匹食べなくてはなりません、無理（笑）

そこでサプリメントがオススメです。
その際選ぶポイントは、以下の2点

CoQ10の含有量

日本ではサプリメント摂取目安量として、1日量を100mgと設定していることが多いため、1日摂取量が100mgと記載があるものがオススメ！

「還元型」であること

前述した通り、「酸化型」の場合は体内で一度還元型へ変換される必要があります。
変換能力は加齢により低下するため、直接吸収される「還元型」がオススメです。

サプリメントにおいては、「還元型」の場合は商品自体に「還元型」と記載があります。
※海外のサプリメントの場合、「ユビキノール」と記載されている場合は還元型です。

※「包接体」と記載されているものもありますが、そちらは「酸化型」を意味しています。

まとめ

①還元型コエンザイムQ10 60粒

・CoQ10が1日100mg摂取可能(2粒）
・VE含有

②ディアナチュラスタイル コエンザイムQ10 20粒 (20日分)

・CoQ10は1日90mgですが、1日1粒
・VE含有

③[海外直送品] ナウフーズ　ユビキノール 100mg 120Softgels

・1日1粒で100mg摂取可能
・海外製のサプリメント

※海外直輸入品には日本の目安量を超えた、300mg含有の製品もあるため購入の際は注意が必要です