こんにちは!SUIMASです!
前回は手術が決まり入院するまでの受診の内容や受診にかかった費用面の話をしました。
今回は痔瘻の入院体験記〜手術と入院生活〜編です。
3週間入院をしたけど、実は手術を入院2日目にしたんだ!
この記事では主に入院してから手術に至るまでの流れと術後の入院生活に関して書きました!
体験したことを具体的に書いたので、同じ境遇の方・不安に思っている方の参考になれば嬉しいです。
入院1日目
当日は15時から入院開始になりました。
施設案内
はじめは施設の説明からスタートです。
施設説明で具体的に案内された場所は以下の通り
- 大浴場
- ナースステーション
- 談話スペース(コロナ禍であったため使用は不可)
- TVカード販売場所
- 売店
- 毎日の定期診察スペース
本来であれば談話スペースにてwifiを使用可能な予定でしたが、上記の通り僕が入院する期間は全て使用禁止であったため、ここで色々と詰みました😇
入院1日目から3日目(術後1日目)までの説明
ざっくりとした流れの説明があった!詳細は都度説明されます。
入院開始時は手術に対する不安と慣れない環境で緊張していましたが、大まかな流れを知ることで安心することができました。
やはり、知らない・わからない状態だと余計な不安を抱えてしまうので不明点はどんどん質問して自分の腑に落とすことが大切です。
診察&剃毛
術前の診察を行うのですが・・・併せてお尻の毛も剃られます(汗)
手術の際、Oラインに毛がある状態だと視認性が悪くなるため看護師さんに剃毛してもらいます。
看護師さんに剃られるのが恥ずかしいという方は、事前に処理をしておくことをオススメします(どちらにしても確認はされますが(汗))
診察は軽いもので、体調の確認や患部の異変がないか簡単に確認をして終わりです。
剃毛された後、自分でお尻の毛を処理する方法はないかと思いネットで調べていたところ・・・
凄いネーミングの商品見つけました(笑)
案外使いやすそう(u_u)?
楽天で購入
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夕食(術前食)&入浴
翌日に手術をするので夕食は術前食だよ。
術前食の献立は以下の通り。
- 白米
- 冷奴
- ふかし芋
- 白身魚の煮付け(味付けはほぼ出汁のみ)
- おすまし
内視鏡検査前の食事のように、食物繊維の多いもの、脂肪分の多いものは含まれていませんでした。
物足りないですが、我慢です。
入浴は大浴場があるので、そちらを利用。
特段入浴設備に関しては、不便な点はありませんでした。
※シャンプーや洗顔等は自身で用意。備え付けはありませんでした。
コロナの関係上一度に入浴できるのは2名までの制限がありました。
2回の下剤服用
手術前日最後のイベントは下剤服用です。
それぞれ服用する時間が決まっていて、看護師さんが病室へ持ってきてくれます。
・1回目の下剤服用(19:30) → 液体の下剤を200cc服用します
・2回目の下剤服用(21:00) →錠剤の下剤を2錠服用します
これで入院当日は終了です。
病棟の消灯時間が21:00なので2回目の下剤を服用したら、すぐに就寝しましたzzzZZZ
入院2日目(手術当日)
いよいよ手術当日です。朝から緊張しまくりです。
起床&朝食
朝食が6時30分からだったため、6時に起床。
手術当日ですが朝食はありました。
メニューは以下のように、炭水化物メインで消化の良いもの。
- パン(バターロールのようなパン)
- スープ(具なし)
- いちごジャム
- オレンジジュース
浣腸&大腸内視鏡&点滴
術前の内視鏡検査は以前より範囲は狭め。
2Lの下剤は飲まなくてOK(助かる)
・7時30分に病室に看護師さんがきて浣腸を注入されます。
注入後10分ほど我慢し、便意が強くなったらトイレへGO!!
これで一度大腸内(肛門付近)の内容物をクリアにします。
・8時30分に腰椎麻酔を投与するために、目印のシールを貼られます。
・シール貼付後、大腸内視鏡を行います。
以前に行った内視鏡と異なる点が2点
②鎮静剤なし
鎮静剤を使用しなくても、痛みや不快感は感じませんでした。
1本目は感染対策の抗生剤の点滴、2本目は輸液でした。
手術本番
手術自体は60分で終わりました。
皆さんが1番不安に感じる部分だと思うので覚えている限り詳細に記載していきます!
・入室後すぐに腰椎麻酔
午前中つけた目印に注射をさし、麻酔を注入します。
姿勢は画像を参照。
画像:https://knowledge.nurse-senka.jp/500124より引用
やや痛みがあるのと、普段の注射より力強く挿入されるため少しびっくりしました。
効果が出るまでは6分ほどかかります。
※腰痛麻酔は下半身のみに作用するため、手術中は意識があります。
・麻酔が効き始めたら、手術開始
執刀医は2名、その他看護師さんが常時3名ほどいました。
手術をする格好はこんな感じ(ジャックナイフ位というそうです)。
体幹には心電図、手の指にはパルスオキシメーターが取り付けられます。
肛門を広げるため、ガムテープのようなもので肛門を思いっきり広げられます。
これがめっちゃ恥ずかしい(笑)
手術は電気メスで行われます。
もちろん感覚がないので痛みはありませんが、電気メスで患部を焼き切る際に焦た匂いはします。
手術中は意識があり会話もできるため、時々看護師さんが声をかけてくれるので体調不良等が現れてもすぐに伝えることが可能です。
変な話ですが、手術中のオペ室は終始和やかで医師の手術もスピーディだったため心地よく手術ができました(笑)
術後の生活(翌朝まで)
術後は翌朝まで起き上がる、座るは禁止ですので寝たきりです(翌日の6時まで)。
術後約4~5時間は麻酔の影響が残るため、立ったり歩いたりできないのはもちろん排尿も自分の意思では行えません。
そのため、術後すぐに導尿(尿道にカテーテルを挿入)が行われます。
麻酔が効いてるため、導尿の処置も痛みはありません。
術後2時間経過後から、水分摂取と寝返りが可能になります。
僕の場合は手術が14時頃に終了したので、16時から水分を摂取できるようになりました。
術後4時間経過後からは、TVの視聴・スマホの使用が可能になります。
また、このタイミングから4時間おきに痛み止めと胃薬のセット(ロキソプロフェン、テプレノン)を服用します。
※術後ずっと繋がれていた点滴もだいたい18時頃に投与が終了し撤去されます。
術後7時間が経過した付近で(21時頃)尿道の管に違和感があるため、看護師と相談の上抜去しました。
このタイミングで就寝時間ですが、手術当日は寝つきが悪くなるため眠剤を2種類(エスタゾラム、ジアゼパム)服用します。
実際は眠剤を服用しても眠れませんでした(汗)
入院3日目(手術翌日)
手術も無事終わりようやく動くことが許可されます。
以下、術後3日目の日程をまとめます。
・5:00起床(結局前日は2時間程しか就寝できず)
看護師さんを呼び、手術着から私服へ着替え。自身でトイレや洗面台へ移動がOKになります。
またこのタイミングで初めて知った事実が、術後僕のお尻には滲出液を排出するようのチューブがつけれていたということ。着替える際に、抜去されて気付きました(笑)
・7:30 内服薬の配布(以下の3種類を1週間分)
- エトドラク(痛み止め)→朝・夕
- レバミピド(胃薬)→朝・夕
- ベンコール(下剤)→毎食後
・8:00 朝食→パンかご飯か選べました。僕はその日のおかずで判断(笑)
・9:00~10:00 点滴&診察
点滴は輸液を1本、抗生剤を2本投与します。
点滴は約2時間ほどかかるので、診察室へは点滴スタンドを使って移動しなければなりません。
診察は患部の様子を観察し、触診をします。
僕の場合は出血をしやすい状態だったため、使用していたガーゼの出血量も診てもらいました。
その後、昼食、夕食までは自由。
21時に就寝でした。
前日ほとんど眠れなかったためこの日はぐっすり眠りました。
※もし何か買い出しが必要なものがある場合、病院の隣にコンビニがあるので、そちらへの外出はOKでした(看護師さん曰く暗黙の了解とのこと笑)
→外出の際は看護師さんに確認しましょう!
<術後生活のルール>
・座る際は必ず円座を使用
僕が実際に使った円座はこれです↓
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・毎日必ず入浴する(術後1日目のみ清拭)
→入浴をして患部を清潔にすることが大切です!
・生理用ナプキン+ガーゼを使用(3、4時間ごとにガーゼを取り替え)
→術部の浸出液、出血で下着や衣服を汚さないため
※生理用ナプキンの上にガーゼを重ね使用します
・密着感のある下着を着用
→ナプキンとガーゼを下着により固定するため
※男性のトランクスなどではガーゼの固定が難しい
・食事や服薬、排泄の記録
→所定の記録用紙に記録をつけていきます。
入院3日目までを終えて
入院3日目までは、はっきり言ってめちゃくちゃ疲れました(身体的にも精神的にも)。
4日目以降は点滴や大掛かりな検査もなく
朝食→自由時間(私の場合は午前に入浴)→昼食→診察→自由時間→夕食→就寝
の流れの繰り返しでした。
入院してすぐは普段と異なる環境、生活リズムで生活を送ることへの不安が強くありました。
また、手術をして体にメスを入れることは、理論的に大丈夫と分かっていても緊張するものでした。
そこで大切なことは、看護師や医師など医療従事者に気持ちを伝え、不安を少しずつ解決していくことです。
実際、疑問点は都度質問をして解決していました。
医療従事者に質問したり、意見を伝えたりすることは恐れ多いと思う方も多くいらっしゃいます。
実際僕自身も薬剤師で、話しかけていいのかわからなかったと言われたことがあります。
ですが、医療従事者の立場からすればいつでも相談して欲しいと思って仕事をしています。
入院生活、手術など慣れないことの連続で不安な気持ちは誰しもが抱くものです。
そんな時は遠慮せず医療従事者を頼りましょう!
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