こんにちは！SUIMASです！
2021年2月、とある市販薬が新発売されました・・・
その名も
リンデロンVs軟膏/クリーム
あれ？なんか聞いたことあるぞ！？
そう！医療用のリンデロンVと同量同成分の薬なんだ！
医療用からの市販薬転用、いわゆるスイッチOTCだね！
以下、シオノギヘルスケアHP（https://www.shionogi-hc.co.jp/rinderon/about/04.html）より引用
医療用として発売された「リンデロン-V軟膏0.12%／クリーム0.12%」は1966年の発売以来、医療用の湿疹・皮膚炎治療薬として半世紀以上にわたり使用されている医薬品です。その「リンデロン-V軟膏0.12%／クリーム0.12%」と同成分・同量配合した医薬品を処方箋なしでドラッグストア・薬局にて購入できるスイッチOTCとして今回新発売したものが、「リンデロンVs軟膏／クリーム」です。
引用文にもあるように、皮膚科領域においてメジャーな薬であるリンデロンV軟膏/クリームがドラッグストアや薬局で気軽に買えるようになりました。
そこで、今回の記事ではリンデロンVs軟膏/クリームについてまとめていきたいと思います。
・リンデロンVsの特徴
・スイッチOTCとなったメリット
リンデロンVsの特徴
スイッチOTCとなったリンデロンV。
さて、どんな特徴があるのかな？
販売規格
販売の規格は2剤形、各2規格。
・軟膏（黄緑パッケージ）：5g、10g
・クリーム（オレンジパッケージ）：5g、10g
製品の特徴は？
分量：1.2mg/g
効能効果：しっしん、皮ふ炎、あせも、かぶれ、かゆみ、しもやけ、虫さされ、じんましん
用法・用量：1日1回～数回 適量を患部に塗布
成分、分量に関しては医療用リンデロンVと全く同じ内容です。
成分のベタメタゾン吉草酸エステルは、ステロイドにおいて「strong」クラスに分類されます。
医療用では真ん中くらいの強さですが、市販薬では最強クラスです。
※市販のステロイド外用剤の最高クラスは「strong」
例えば、フルコートfなどが該当します
また、軟膏/クリームとも添加物に白色ワセリンを使用しているため
・皮膚刺激性が少ない
・伸びが良い
・べとつきが少ない
といった製剤的特徴も併せもっています。
パッケージのこだわり
パッケージにあるQRコードはアクセシブルコードといい、読み取ることで5言語（日本語、英語、簡体字、繁体字、韓国語）に対応した情報を入手することが可能。
ユーザー端末の言語情報を入手し、自動で説明文書を読み上げてくれます。
また、QRコード部分にはデボス加工（凹加工）が施されており、視覚障がい者の方でもアクセスがしやすいようになっています。
販売区分
リンデロンVs軟膏/クリームの販売区分は「指定第2類医薬品」です。
ここで皆さんお気づきでしょうか？
要指導医薬品でも第1類医薬品でもないため、登録販売者がいる店舗であれば薬剤師が不在でも購入が可能なんです！
これまでは処方箋あるいは零売など薬剤師を介さないと購入できなかったため、その販路が拡大されましたね。
【第2類医薬品】
入院するほどではないが、まれに副作用等が生じる成分が含まれ、生活者の使 用慣れがある医薬品です。
この第 2 類医薬品の中でも、特に注意を要する成分が含まれている医薬品を、 指定第2類医薬品といい ます。
セルフメディケーション税制
またスイッチOTCで忘れてはならないのがセルフメディケーション税制。
今回のリンデロンVsはスイッチOTCであるためセルフメディケーション税制の対象薬品です。
1年間の対象薬品購入額が12000円を超える場合は、セルフメディケーション税制を使用しましょう！
※セルフメディケーション税制対象薬品はパッケージや購入レシートに対象である旨が記載されています
セルフメディケーションに関しては医療費控除との併用ができないためいずれかを選んで申請することになります。
日本一般用医薬品連合会HPに簡単に控除額を比較計算できるツールがあるので参考にしてみてください。
https://www.jfsmi.jp/lp/tax/
まとめ
・市販薬のステロイド外用剤で最強クラス
・低刺激性、伸びがよく、べとつきが少ない→使用感○
・こだわりのパッケージデザイン
購入希望者からのヒアリングを充実させ、セルフメディケーションを拡充していきましょう！
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