こんにちは!SUIMASです。
皆さん、突然ですが痔になったことはありますか?
実は私SUIMASは2020年に痔の一種である「痔瘻(じろう)」で手術を行い、3週間の入院生活を送りました。
また、退院後も自宅療養が必要と言われ約1ヶ月半もの期間傷病休暇にて休職していたんです。
そこで、今回から3本のブログを通して、初回の受診から入院生活までの流れや実際にかかった費用、入院するに当たり利用した制度の話など具体的に書いていきます。
入院てどんな生活?、お金は大丈夫なのか?など漠然とした不安を持っている方の一助となれば嬉しいです。
では、初回は初めて受診をしてから、入院前までの流れや診察内容をまとめていきます。
参考までに受診をした時に病院で支払った金額も記載しておきます。
※初診2020年8月、入院2020年10月
初診
最初は痔って自覚がなかったんだ。
僕が受診をする1週間前から以下の症状で悩んでいました。
②37度ほどの微熱
③全身倦怠感(1日中重だるい感じ)
倦怠感や微熱が出始めたタイミングと肛門付近が腫れたタイミングが重複していたため、職場近くの有名な肛門科を受診。
今日はどうしましたか?
肛門付近の腫れと微熱、全身倦怠感が1週間ほど続いています。
ーーーーーーー<触診>ーーーーーーー
・・・エコー検査もした方が良さそうですね。
ーーーーーーー<エコー検査>ーーーーーーー
ピノスケさんの症状は「痔瘻」によるものです。
倦怠感なども痔瘻の箇所が炎症を起こしていることが原因ですね。
しかも、痔瘻がかなり酷い状態なので手術を行い最低3週間入院していただきます。
3週間も入院ですか!?
手術自体は1時間程度で終わるものですが、摘出部位が広くなることが想定されます。
術後、出血リスクや排便機能の回復を考慮するとそれ位の入院は必要ですね。
次回受診まで会社の方とお休みについて相談してきてください。
<そもそも痔瘻(じろう)とは?>
「痔瘻」は、直腸と肛門周囲の皮膚をつなぐトンネルができる痔のことです。肛門周囲に膿がたまる「肛門周囲膿瘍」から進行して、慢性化すると痔瘻になります。
・エコー検査
・問診
・薬の処方(まずは患部の炎症を抑えるために、抗生剤の内服が処方されました)
ましてや1ヶ月以上も仕事を休むことになるので、会社とのスケジュール調整や引き継ぎなどで頭がいっぱいになりました。
次回は患部の炎症の経過観察(抗生剤の効果確認)、手術日程の決定するため2週間後に受診することになりました。
※この費用の中には今後行う内視鏡検査用の検査食代(1360円)も含まれています。
2回目受診
その後体調はどう?
抗生剤が効いたので痛みや発熱は治りました。
ーーーーーーー<触診>ーーーーーーー
患部の腫れは引いてるね!
入院の希望日は決まった?
仕事の引き継ぎがあるので10月初頭を希望します。
それでは、入院は10月頭にしよう。
それまでに内視鏡検査と入院前の精密検査をしたいからそれぞれ予約をしてね。
2回目の受診でしたこと
・問診
・入院日の決定
患部の症状自体は安定していたので、今回は処方はされませんでした。
次回は大腸内に他の疾患がないか確認する大腸内視鏡検査です。
2回目受診でかかった費用:760円
3回目受診(大腸内視鏡検査)
入院前の鬼門。入院前の検査でこれが1番辛かった(汗)
大腸内視鏡検査はお腹の中を”カラ”にしなければいけません。そのため、勝負は前日から始まります。
検査前日の食事
検査前日の食事は初回受診時に購入した検査食を食べました。
僕が今回使用した検査食はグリコの「エニマクリン」です。
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皆さん気になる検査食の内容は
【昼食】和風ハンバーグ、白がゆ
【間食】ゼリーミール、ビスコ
【夕食】コーンポタージュ
ただ、見てわかる通り食事の絶対量が少ないので1日だけ辛抱が必要でした(泣)
間食で食べたビスコが過去最高レベルで美味しかったです(笑)
また、食事の内容意外にもオーダーがありました。
それは、
① 夕食を19:00には済ませ、その後は水分以外摂取不可であること。
②食後にピコスルファートという下剤を1本飲み干すこと。
<補足>
ピコスルファートは本来、成人で1回10滴程度使用する薬剤です。
大腸検査の際には全て出し切るために1本飲みきります。
検査時以外は1本飲みはしないように。翌日確実にトイレとお友達になりますよ(笑)
検査前日は必ずしも検査食じゃなくてもいいですが、消化に良いものを自身でチョイスし調理しなければならないので、思考停止で食べることができる検査食は便利だと感じました。
検査当日
検査当日は朝の7時に病院へ。
病院へ着いて、個室へ案内されました。そこで、検査着へ着替えます。
そのまま、個室で看護師から検査に関して簡単な説明を受け、いよいよ魔の下剤服用タイムです。
前日に下剤を服用していますが、まだまだ便はお腹に残っている状態です。
そこで、個室に用意されているモビプレップという下剤と麦茶をひたすら交互に飲み続けました。
また、15分おきにトイレに行き便の様子を確認します。
これを、固形の便が出なくなるまでひたすら繰り返します、これが辛い。
僕の場合は5回目の排便で合格をもらいました。(途中から看護師に便をチェックされます)
合計で2L以上は飲んでいました。
その後、いよいよ内視鏡です。
内視鏡検査に関しては事前に2点意思確認があります。
②検査時にポリープを発見した際、その場で切除するかどうか
僕は①鎮静剤を使用②ポリープ切除すると返答していました。
①に関しては、内視鏡を大腸の奥まで挿入するので検査時の腹部違和感を感じたくないと考え鎮静剤使用を選択しました。
ネットや知人の話では、鎮静剤で意識がない状態だと内視鏡によって腸に傷がついてもわからないという理由で鎮痛剤使用を拒否する方もいるそうです。
使用は絶対ではないため、メリット・デメリットを踏まえた上で検討してみてください。
②に関しては、ただ単にポリープを切除するために再度受診するのが面倒だったので、切除可としました。
実際に内視鏡検査を行う前に鎮静剤を投与されますが一瞬で落ちます(笑)
ですので、検査は何の不快感もなく終了し、気づいたらベッドで寝ていました。
鎮静剤を使用した場合、施術後も完全に覚醒するまでは病室で待機する必要があります。
特に車で病院へ通う方は注意です。
朝7時に病院へ行き、鎮静剤が抜け病院をあとにしたのは14時でした。
約7時間の滞在ですね。
※下剤の効き具合や鎮静剤からの覚醒には個人差があるので、トータルの時間は前後します。
内視鏡検査は無事問題なく終了しました。
後日伺った話では、僕の痔瘻がひどかったのでクローン病など大腸の炎症疾患(難病指定)もあるのではとかなり疑われていたようです。
今回は大丈夫でしたが、もう少し放置していたら可能性はあったと医師からも伝えられ、冷や汗ものでした(汗)
特に若い男性は痔で受診し、その後検査でクローン病などの大腸炎症性疾患が発見されるケースが多いらしいので、何か怪しい症状があればすぐに受診することをお勧めします。
3回目受診でかかった費用:6120円
4回目受診
内視鏡検査は問題ありませんでした。
今日は問診のあとはガンガン検査をしてもらいます。
<4回目受診時に行った検査内容>
・採血(3本)
・肛門部エコー検査
・心電図
・肛門括約筋の検査(おそらく直腸肛門反射検査)
→肛門に風船のように膨らむ器具を挿入し、膨らんだ際の肛門の反応を調べる検査
検査終了後には、看護師から入院について簡単に説明をしてもらいました。
この時に、入院までに準備するものから差額ベッド料や食事代等の金銭面の話もありました。
差額ベッド料や入院費などに関しては、また改めてブログにまとめます。
4回目受診にかかった費用:8120円
最後に
今回の僕のように、初回受診から手術が必要と言われるケースは稀かもしれません。
しかし、実際に病院(今回のケースでは痔の手術に向けて)に通うに当たり、どんな内容の診察・検査をしてどれくらいの費用がかかったのかを具体的にまとめたつもりです。
いざ、自身が受診する、入院するとなると案外わからないことが多く不安になることもあると思います。そんな、時に僕のブログが不安解消の一助になれば幸いです。
次回は実際に入院をし、手術を行なった際のスケジュールや入院生活についてまとめていきます。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
PS.入院まで計4回の受診でかかった費用の合計:19120円
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